[小ネタ]AlteryxでOutput Dataツールを利用する際にフォルダあるかにご注意を
こんにちは、小澤です。
Alteryxでファイルを出力する際、普段は保存先をエクスプローラからたどるかと思います。
が、しかし! 値を直接書き換えてパスを指定したい、という場面が時にはなくもないです。
- エクスプローラから指定すると絶対パスになるので相対パスに書き変えたい
- 指定の出力先をコピペで張り付ける
- 「Take Field/Table Name From Field」オプションを使って出力パスを置き換える
などといった場面が考えられるでしょう。
今回は、これらの方法で出力先を記述する際に注意点を2つほどあげたいと思います。
そのフォルダ、存在してますか?
まず一つ目の問いかけはこれです。
Alteryxでは存在しないパスを指定した場合、エラーとなります。 例えば、以下のような設定をしていたとしましょう。ここでデスクトップには「nazono」というフォルダはありません。
この場合、以下のようなエラーが発生します。
「nazono」フォルダにアクセスできないというエラーが発生しています。 これを解決するにはデスクトップに「nazono」フォルダを作成していやる必要があります。
このあたりは、アプリケーションによって挙動が異なったりするのですが、 Alteryxでは出力対象となるパスが存在していない場合にそのフォルダが自動生成されるわけではなく、エラーとなって終了しますのでご注意ください。
どのフォルダが存在しないんだよ?
時として、以下のようなエラーが発生する場合があります。
先ほどと似たようなエラーですが、どのフォルダが存在していないかの記述がありません。 これは困ったものです...
このエラーは、Output Dataツールの「Write to File or Database」の項目に何も設定していないときに出るものです。
普通こんなミスはしないだろ~w と思われた方もいるかもしれません。
確かにシンプルな使い方をしている場合はあまり起こりえない状況ではありますが、 「Take Field/Table Name From Field」を利用しているような場合、 Write to File or Databaseに設定していある値とは別なパスに出力される場合があります。 そういった場合、"この部分に何を設定しているか"と"どこファイルが出力されるのか"になんの関連性もなくなるため、設定していない場合も考えられます。 そういった場合でも何らかの実在するパスをWrite to File or Databaseの値を設定する必要があるのため、ご注意ください。
おわりに
今回は、Alteryxでファイル出力する際の「Cannot access the folder」エラーについて解説しました。 このエラーメッセージは「存在しないパス」ではなく「アクセスできなかった」という趣旨のメッセージとなっているため、少々わかりづらくなっています。 同様のエラーを見かけた際は参照していただければと思います。
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